ウォーターサーバーの利用を踏みとどまっているひとの理由の中でも、「置き場所が無い」「大きそう」というのが非常に多くの割合を占めています。
そこで、ウォーターサーバーは実際のところ大きいのか?どれくらいまで小さい機種があるのかを、業界でマネージャー歴5年以上の筆者が、プロの目線でお答えします。
背の高いスタンドタイプと、低い卓上タイプがある。
ネットで「ウォーターサーバー 小さい」と検索すると、卓上サーバーをオススメする記事が山ほど出てきます。
一般的によく見かける背の高いタイプのほかに、卓上に置けるような、ハーフサイズのものが各メーカーから提供されています。
全てのメーカーではありません
この卓上サーバーは、主にキッチンのキャビネットやカウンター、リビングにあるローボード、出窓などに置くことを目的に作られています。
個人的には、小さい子どもやペットがいて、「できれば触られたく無い」ような環境の方には最適なんじゃないかなって思います。
“設置面積”に大きな差はない
これはもしかすると期待を裏切る極論かもしれませんが、実は卓上サイズでも設置に必要な面積はそんなに目に見えた差は無いんです。
こちらの一覧表をご覧ください。
メーカー | スタンドタイプ(幅×奥行き) | 卓上タイプ(幅×奥行き) |
アクアクララ | 313mm×323mm | 272mm×420mm |
プレミアムウォーター | 270mm×337mm | 270mm×354mm |
うるのん | 270mm×360mm | 270mm×343mm |
フレシャス | 250mm×295mm | 290mm×363mm |
これは各メーカーの公式サイトから引用した、それぞれの機種のサイズです。
ハーフサイズになるので高さはもちろん低くなりますが、メーカーによってはむしろ奥行きが広くなってる機種もあります。
そのため、「小さい=省スペース」だと思って契約をしてしまうと、「同じ設置スペースなら台の上じゃなくて床置きのほうがよかった…」なんてことになりかねないので、要注意です。
ウォーターサーバーは本当に大きいのか
いくら「大きそう」という声があるとはいえ、多くのひとがすでに利用しているのも事実です。
では、ウォーターサーバーを置くために、実際どれくらいのスペースが必要なのか。
上記の通り、ほとんどの機種は30cm×40cmもあれば十分に置けてしまいます。
このサイズ感を日常のわかりやすいもので例えると、「週刊誌を開いたサイズ」です。おおよそA42枚分です。高さで言えば、小学校低学年の子供とほぼ同じサイズです。
なので今の自宅を想像して、「雑誌を開いて置いておける場所」「子供が立っていられる場所」があれば、スタンドタイプのサーバーを置く余地は充分にあると言えるでしょう。
卓上タイプをあまりおすすめできない理由
個人的な意見にはなってしまいますが、卓上サーバーはあまりおススメしていません。
設置面積がスタンドタイプと大差ないことも理由の一つとしてありますが、卓上サイズになると、その分、機種本体の“内臓”もコンパクトにせざるを得ないので、色々な弱点ができてしまいます。
・熱湯と冷水のタンク容量が小さくなるので、連続した注水に向かなくなる
・自動クリーン機能が無くなる機種が多い
・サーバーを乗せる場所によって、耐震性が左右されてしまう
などが特に目立った弱点と言えるでしょう。
そのため、筆者の友人、知人におすすめのサーバーを尋ねられた時は、基本的にはスタンドタイプからおすすめしています。
プロがおススメする“省スペース”サーバー
そんな中でも、筆者独自の目線からおすすめする比較的“省スペース”なサーバーを3社、ご紹介したいと思います。それぞれ一長一短あるので、ランキング形式にはしていません.
メモ
選考基準のひとつに、ショッピングモールや家電量販店でのデモ販売まで行われているような、メジャーなメーカーから選出しています。
フレシャス(dewo)
まずは卓上サーバーから。
卓上サーバーの中でもおそらく一番小さい機種だと思います。キッチンにも起きやすいサイズで、auショップなどでも販売されています。ビニールバックのタイプで交換も簡単。注水ボタンが機種の上部についているため、小さなお子様の誤操作も起こしにくいのが特徴です。
フレシャスのdewoサーバーの大きな特徴でもある「熱水処理」のクリーン機能が、ショートサイズになることで「UV-LED」という殺菌処理に変わってしまっているのが、個人的には少し残念なところですが、キッチンにも起きやすいサイズで、auショップなどでも販売されています。ビニールバックのタイプで交換も簡単。注水ボタンが機種の上部についているため、小さなお子様の誤操作も起こしにくいのが特徴です。
デザインセンスも、全機種のなかでもトップクラスにオシャレな筐体となっています。
うるのん(Grande)
静岡県に本社を構え、ガスの事業なども展開するTOKAI(トーカイ)という会社のウォーターサーバーです。個人的にはデザインがちょっとイマイチですが、横幅はスタンドタイプ各社の中でも最小サイズの270mm。
特に、チャイルドロックが頑丈なのが特徴的で、1、2歳くらいの、ちょうど歩きだしてサーバー触れちゃうくらいのお子様がいるご家庭にはとてもおすすめです。
お水のお値段も、筆者がおすすめしている天然水のメーカーの中では最安値となっています。
プレミアムウォーター(amadama)
デザインに優れた家電製品を展開するamadanaブランドとコラボしたウォーターサーバーで、オシャレなのにレンタル料無料なのが魅力的。(有料の足付きサーバーもあります)
アナログ式ではありますが、チャイルドロックもしっかりついており、脱着可能な注水口専用のカバーもついているので、お子様のいるご家庭でも安心してお使いいただけます。ただ、注水のたびにロック解除ボタンを押しながらの操作が必要になるのが、個人的には使っていて少しネックなところでした。
こちらもスタンドタイプの中では最小幅の270mmで、かなり人気の機種となっています。筆者がおススメしてきた中でも、1、2の人気を誇っています。
大事なのは、大きさを気にしすぎないこと
お水を普段からペットボトルで箱買いしているひとは、そのダンボールを置いて置く場所が必ずあると思います。
そうでない方でも、子供ひとりが立っていられるような場所ならあるはずです。
なによりまだ使ったことのない方は、生活の中での優先順位が低い(テレビとかソファの方が優先度が高い)ので、家具をずらしてまで置こうという気持ちにはなっていないと思います。戸棚にしまっておけるほど小さいものじゃないのも事実です。
ですが一度使ってみると、スマホが手放せないように「無い生活は考えられない」くらい便利なのがウォーターサーバーです。サッといつでも冷たいお水、カップ麺が食べれるほどの熱湯が出せて、しかもそれが最高品質のミネラルだなんて、そんな良い商品他にはありません。
アクアクララさんのように、設置スペースを確かめられるような「無料のお試しプラン」を提供してくれているメーカーもあるので、ぜひ導入を検討してみてください!
それでは、素敵なウォーターライフを!